2022年度の活動をまとめました。コロナ禍の中、演奏会をご企画下さいました諸ご機関・団体様には、心より御礼申し上げます。複雑で困難な世の中ですが、演奏を楽しんで頂けますよう、活動を続けてまいります。2023年 初夏

柴田毅・縄文笛コンサート事務局 喜納 ゆかり 


★文教大学「国際学入門」にて

国際学部のゲストスピーカーとして、年に1度お招き頂いております。

新校舎のホールにて、語りと演奏のステージです。

コロナ流行と重なり、当初400名ご参加を、急遽100名に縮小されホール参加の学生さんと、オンライン聴講の学生さんに別れました。

終了後、活発なご質問があり、若い世代の方々に触れる機会があります事は、大変に刺激があり、うれしいです。

 


★下野谷遺跡「第16回縄文の森の秋まつり」

下野谷遺跡(東京・西東京市)は、縄文時代中期(4000年~5000年前)の大集落跡で、南関東最大の規模とわかり、2015年に国の指定史跡となっています。

感銘を受けるのは、現代の人々でも憩いの場所にしてゆこうと、地元の方々の活気も凄いのですが

市外の方にも注目され応援者が多いことです。

私共もお仲間に入れてもらい、毎年秋に開催される秋まつりで演奏させて頂いております。

久しぶりにお会いするご関係者、お客さんのリピーターさんにお会いでき、嬉しいひと時でした。

イベントは、小さなお子さんから大人まで、夢中になれるコーナーが満載です。

笑い声に溢れていました。現在、遺跡公園の整備が着々と進んでいます。


★ういすたりあ(高齢者施設)

 久しぶりに演奏会をご企画いただきました。ういすたりあさんは、利用者さんがゆっくり楽しくお過ごしいただけるようにと、様々な工夫をされている施設です。

●「藤の花学校」

音楽の授業にて演奏しております。

利用者さんは、入所の方、地域の方のご参加もあります。

教科書を使用するのですが、職員の方が授業を受け持ちます。

学校の先生のご経験があるのでは?というくらいとても分かりやすく楽しい授業展開をされています。

●デイルームでの演奏

アルトフルートで季節の童謡や愛唱歌を演奏しています。

外国籍の職員の方もリズムに乗って、体を揺らしていらっしゃいました。


★保育園 「うたとおはなしの会」

22年は、開催回数は少なくなりました。

しかしお子さんたちは、私共を覚えていて下さり、嬉しかったです。

保育士さんたちが、続けてゆきたい活動として取り組んで下さることで、実現できることです。

是非今後も関わらせていただきたいです。

 


★こらーるたいとう 病院への訪問演奏

NPO法人こらーるたいとうさんは、精神を病んだ方が入院されている病院への訪問活動を、長年にわたり続けていらっしゃいます。

同行して、院内での演奏をさせて頂いています。

演奏が進むにつれ、入院のお一人おひとりと病室から出て下さり、職員の方もご一緒に、和んで下さいました。


左からシネコヤ竹中さん・縄文笛つよし・チュプキ平塚さん・水口マネージャー
左からシネコヤ竹中さん・縄文笛つよし・チュプキ平塚さん・水口マネージャー

★シネコヤ にて

シネコヤ(藤沢市・鵠沼)さんは、鵠沼で営業されているミニシアターです。

写真館だった場所を上手く、おしゃれに活用されていらっしゃるところは

オーナーさんのセンスが光ります。

いつも演奏を聴いてくださっているHさんがご推薦下さり、

『こころの通訳者たち』の映画の上映に併せ、縄文笛つよしの演奏会ご企画の流れとなりました。『こころ・・』の映画は、東京・田端にあるシネマ・チュプキ・タバタというユニバーサルシアター制作(プロデュース平塚千穂子さん)、全国展開されている素晴らしい映画です。

この度のご縁は、大変に嬉しいことであり励みとなりました。


水野さんと佳さん手話の共演
水野さんと佳さん手話の共演

★水野たかし バースデーライブにて

 シンガーソングライター水野たかしさんとの出会いは

ジャーナリストの南風島渉さんのご紹介でした。南風島さんは、東ティモールの現状を長年取材し 発信されています。

あれよ・・あれよ・・とお話が進み水野たかしさん72歳バースデーライブにて、

水野ご夫妻と共に、出演させていただきました。

奥様の佳さんも詩を作られたり、手話や歌声でご一緒にステージで表現されている素敵なお方です。

場所は、高円寺の老舗ライブハウスである「稲生座」さんでした。新しい出会いに感謝ばかりです。

          

●水野さんご夫妻は、千葉・太東にてカフェ「炎の雫」を営業。

コーヒー豆は、自家焙煎なさっています。大変に美味しい東ティモールのオーガニックコーヒーや、ハーブティーなど販売もなさっています。(ネットショップあり)

「音・本cafe 炎の雫」 

 千葉県 外房線太東駅下車 徒歩4分ほど

お問い合わせは   HP「音・本カフェ 炎の雫」


★路上演奏にて

路上での演奏を続けることは大変に厳しいのでありますが、長年続けていますと、

いろんな方の人生に触れて下さっているようです。

ある時は、ちいさな女の子とお母さんお連れで

「あのね、私6歳!お母さん40歳!」と、お子さんが元気よく話して下さいました。

同じ日に、成人された女性がお立ち寄り下さいました。「小さな頃、母と一緒によく聴かせてもらいました。母は昨年亡くなりました。」とお話下さいました。

またある日には、「娘が結婚するのです。○○の曲を吹いてください。」とリクエストされる方もいらっしゃいます。(対応できない曲もあるのでご了承ください。)

ヤンチャ風な高校生の男の子は、「お疲れ様っす!今日高校を卒業しました。3年間ありがとうございました。」と、ご挨拶して下さいました。学校の帰りなど、通りかかっていたのでしょうか。

めったに愚痴をこぼさないのでありますが、障がい者であることを非難され、心無い行動や言葉を投げかけられることもよくあるようです。

 体調が悪く、路上演奏をお休みすると、心配してくださる方もいらっしゃいます。

街角の、一人のフルート吹きでもあります。楽しい事、励まされること、つらい事・・

いろいろありながら。それでも、生涯やめられない活動・・と、彼は今日も路上演奏に向かいます。

藤沢での路上演奏、今年で30年目となりました。

皆様のご人生の風景に、縄文笛つよしを思い出して下さることは、ありがたいです。


今年度は、どのような演奏活動の展開になってゆくのか、手探りでもございますが、

皆様にお会いできますこと、演奏を続けてゆけますことは、大きな励みとなっております。

 

心より感謝申し上げます。